希少動物保護活動
・植林活動
希少動物保護支援活動
オランウータンの保護活動
オランウータンは東南アジアの島々とインドシナに広く分布していましたが、現在はインドネシアのスマトラ島、ボルネオ島にのみ生息する霊長目ヒト科 アジア唯一の大型類人猿です。マレー語で「orang(人)+ hutan(森)」=森の人という名を持ち、森の賢者とも言われます。現地で人間は「orang(人)+ sungai(川)」=川の人といい、半農半漁で生活をして「森の人」と共生をしていた歴史があります。
オランウータンの個体数は過去100年の間に80%激減し、違法伐採や農園開発の影響を受け生息地である熱帯の森の急速な消失に伴い絶滅の危機に瀕しています。また、違法な密漁、密輸や地球温暖化による生息環境の変化なども個体数減少の原因です。危機的状況のオランウータンを保護することは、その生息地の豊かな熱帯の森とそこに共に生きるさらに多くの希少動物・植物を守り育てることにつながります。私たちは「人と野生生物の共生のあり方」「多様性のある豊かな森の重要性」を「森の賢者」の保護・観察を通じてより深く知ることができます。
緑の募金箱
緑の募金箱はホロニクスグループ病院・施設・売店など38か所に設置中です。
植林活動
マレーシアでの植林活動
(2017年~)
私たちはマレーシア・ボルネオ島で20年以上活動を継続しているNGO HUTANの支援と連携により、オランウータンをはじめ絶滅を危惧される希少動物保護を目的とした植林活動を行っています。NGO HUTANは地域社会、現地企業と協力し、人と自然、野生動物との共生と豊かさを多面的な取組みで実現をめざす団体です。NPO未来プロセスでは、ボルネオ島での植林活動研修を開催し、現地の植林活動を体験し、正しく理解する機会を提供しています。この研修は、参加者自らの体験の発信により活動への支援の輪がより多くの人へ広がることを目的としています。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、2020年度より第4回マレーシア植林活動研修は延期となっています。研修再開を待ちながら、募金活動とNGO HUTANへの寄付支援を継続しています。2020年度には植林活動をテーマとしたオンライン健康フォーラムにて、また2021年度、2022年度はオンライン寄付贈呈式を開催して寄付の贈呈をおこないました。今後も、緑の募金箱活動・寄附へのご協力をどうぞよろしくお願いします。
2023年度
2023年10月に、i-Mall「創造空間」にて展示イベント「Our Challenge in Borneo !」を開催しました。
開催期間:2023年10月~ 2023年11月
また、10月7日、10月26日に関連セミナーを開催し、2023年度の寄付贈呈式を行いました。
- 熱帯雨林の生物多様性とその再生
- 国立大学法人 京都大学 名誉教授
湯本 貴和 先生 - ボルネオのジャングルに住む動物たちの不思議な生態と保全
- 国立大学法人 京都大学 教授
松田 一希 先生 - マレーシア植林活動 オンライン寄付贈呈式
過去の活動報告
- 2022年マレーシア植林活動・オンライン寄付贈呈式[動画]
- 2021年マレーシア植林活動・オンライン寄付贈呈式[動画]
- 2020年 市民公開講座オンライン健康フォーラムSPECIAL 『オラウータンの保護と植林活動』[動画]
- 2019年マレーシアでの植林活動[PDF][動画]
- 2018年マレーシアでの植林活動[PDF][動画]
- 2017年マレーシアでの植林活動
中国での植林活動
(2005~2008年)
私たちは以前より、中国国内の医療従事者が日本で医療研修をする際に、その支援を行ってきた関係から、中国衛生部「中日友好病院」との交流を深めてまいりましたが、ここ数十年の間に中国国内における砂漠化が急激に進行し、人口減少のみならず医療の過疎化にも直面している問題に関して、支援と協力を要請されました。
そこで私たちは、中国国内の砂漠化に関する環境保全に積極的に取り組んでいくことが、結果的に医療支援に結びつくものと考えて行動を起こしました。